About

むこやと、その周辺

「むこや」は、六甲の古い呼び名、「むこ」から名をとった活動体です。

むこやの位置する森を私は、玄吾(げんご)の森と名付けました。
「玄」は老荘思想において、大いなる秩序(法)を意味し、
「吾」は、わたくしを意味します。この二つは常に対応しています。
森に触れ、俯瞰し、秩序を観察することと、
自己を内観し、生きる意味を求めることは、
繋がってきました。

この森には、古い馬車道の名残りや、かつての人の記憶が刻まれていますが、
一方で、対峙するたびに足がすくんでしまうような、
ある種の霊性を湛えた予感が混在しています。
それを、わたしは、美しいと思うのです。

ご縁あるひとたちと共に、あるいはそれぞれが自由に、出会ったり、
各々を内観したり、変化を受容したり、拒絶したりしながら。

一体、我々はどこに向かうのでしょうか。 

務古屋のMember紹介

Hayashi

務古屋代表。
森をつくり、写真を撮り、
ギャラリーとともにそれらを守り人のように
管理しています。 本職は、鍼師です。 一鍼堂という集団を作って関西で鍼師として、 臨床の現場に立ち続けていきました。 人の病治しにも、人の心を開くにも、 一定の方法や配置に律のようなものがあり、
鍼師として得たその感覚を 医学以外の手法で表現することに興味があります。 趣味でずっと写真を撮ってきたことと、 森に関わってきたので、 写真や森でのランドスケープを使って、 病治しをするように、 人と対話して、人を開く事が出来ないか。 というのが、
わたしの、この務古屋での 挑戦となります。

TaDa

絵を描きます。

たまたま短期での受付のアルバイトをしたことがきっかけとなり、 そこから事務方の仕事を担当することになりました。 あるとき、 自身の描いた絵を見せてくれるようになり、 いつしか、 独特の世界観ですっかり我々を魅了させるようになりました。 また、色んなことを経験し、 吸収することによって、 その絵がどんどん変化していきます。
手法や表現は、そのときで様々ですが、 不定期に作品を公開して参ります。
お楽しみに!

TaKOu & YoT

玄吾の森の手入れや管理を行っています。
森の声を聞き取り、手ほどきを行うのは、
まさに彼らの技術です。
玄吾の森にある石や自然の材料で、様々な設えをつくります。
植物や虫達に並々ならぬ興味があり、
TakOuは、実生の植物で鉢植えも製作しています。
YoTは、森と対話しながら、
人と森の本質的な関係を追求して表現していきます。

Kawahara

主に個展や営業日において、お客様対応を担当致します。

活動内容

Gallery Space

茅葺きの古民家で個展やイベントを開催しています。
企画の持ち込みも随時受け付けております(要審査)

Products / Project

玄吾の森に対峙した際の、そのままの躍動を
印画紙に焼き付けた作品を年に数回、常に新しいものをお届けするプロジェクトを展開しています。

一鍼堂

この活動体を率いる林玄弌が営む鍼灸院。林は鍼の修行のためにこの森に入りました。森に入ることは、鍼師として、人として成長するために必要不可欠な要素であり、務古屋の根底にある精神です。


ギャラリー、プロダクトに関するお問い合わせはコンタクトフォームよりご連絡ください。